3月の新潟観光☆小千谷&三条

2022年3月22日

友、遠方より来たるあり
また楽しからずや



なんて孔子の言葉があるわけだが

地方のド田舎に住んでいると
それがよくわかるのである


埼玉に住んでいた時
私は少林寺拳法の道場に通っていた

当時23,4歳であり
その時に中学生だった少年が
大学卒業とともに遠方に行ってしまう


いうことで遊びに来てくれたのだ


私のことを覚えていてくれたことも
わざわざ会いに来てくれたことも
言い表しようのないくらい嬉しい出来事であった



それにしても
最初に出会ったときは小学生だった彼が
もう大学卒業して社会人か・・・


彼には事前に話していたのだが
3月に魚沼らへんに来ても何もない!


雪が残っているので

「うわー!すげぇ!」

とはなるが、その雪で遊ぼうにも
すでに氷になっている雪であるし

そもそも雪遊びを楽しむ年でもあるまい



かと言って自然を堪能しようにも
雪が邪魔をして何もできない



それでも良いというので
できるだけ案内してやった


酒蔵見学

タイミングが悪いことに
季節外れの雪が降る日であった

雪景色を楽しむというのも限界があるし
室内でも楽しめるもの


そう

酒蔵見学である!


やってきたのは魚沼市の酒造会社
玉川酒造

県内でもあまり名が知れているわけではないと思うが
実は県内で2,3番目くらいに古い蔵なのだ



周囲にもまだまだ雪が高く積もっているせいでわからないが
ここにはわざわざ雪を集めてその雪の中に酒を寝かせる
「雪中貯蔵」
が行われている

この雪蔵には特殊なシートをかぶせるので
夏を越しても残っているらしい


雪の中は温度と湿度が一定に保たれており
光も遮るので酒を寝かせるのに適している

寝かせた酒はかどが取れてマイルドになるのだ



続いて蔵の中の紹介

甑(こしき)と呼ばれる舟がある

ここには洗米した米を入れて
窯の蒸気でもって蒸し上げるのだ


日本酒に使う米は飯のように炊くのではなく
蒸して使うのである

蒸しあがった米(蒸米:じょうまい)は
麹室(こうじむろ)に運ばれて
そこで麹菌をふりかけて米麹を作る


これらの蒸米、米麹をタンクに入れて
水に浸しておくことで酒母
いわゆる酛(もと)が出来上がる

それをアルコール発酵させて搾れば
日本酒の出来上がり☆

ってな流れが日本酒の作り方



このタンクは7800リットルほどの量で
週一の休肝日を設けつつ毎日晩酌をして
ひとりが1年かけて飲む量

との説明があった

なるほど
面白い!


所要時間10分ほどで酒蔵見学は終わり

そしてお楽しみの試飲タイム!

私はドライバーなので香りだけ(´;ω;`)


そんなに酒は強くないですぅ

と言っていた彼だが
しっかりすべての酒を試飲していた


試飲とは言え10種類くらいあるので
1合以上は飲んだことだろう


もちろん試飲したら
その場でお買い上げすることもできる

錦鯉の里

次にやってきたのは魚沼市のお隣

小千谷市


ここは世界的に有名な錦鯉発祥の地


日本人は逆に知らないかもしれないが
世界では日本食ブームだけでなく

富裕層はこぞって百万単位の錦鯉を買い付けている
らしい


そんな錦鯉の聖地が小千谷市であり
錦鯉を眺めることができるのが

こちら
錦鯉の里

大物政治家でも住んでいそうな
荘厳な門構えである




ところで

錦鯉の発祥の地
ってなんだ?


ずっと思っていたのだが

ここで学んだことによると

江戸時代に食用の黒い鯉からいわゆる突然変異種で
色のついた鯉が現れた


それをもとに改良していったのが
現在の錦鯉なのだそうだ


受付を通過して
まずは資料の展示室がある

ここは文字が多くて疲れるので
飛ばし読みしつつ錦鯉が飼われているプールへ向かう!


めっちゃいる!!


しかも1匹1匹がでかい!!


カツオくらいのサイズ感だ 笑


鯉って餌がもらえるとおもって
すぐ寄ってくるじゃん?


そんな感じでプールの周りを歩き回ると
ずっとついてくるのだ


なかなか可愛いものだ 笑



そんでもって
初めて錦鯉ってきれいだなぁ

と感動した


これならば2,3匹くらい買ってみたい
と思った


本来ならば外の日本庭園的な池に飼われているようだが
この時期は小千谷も雪が残っている


GW頃までには外の池も開放するらしい


ただ錦鯉をみれるだけでしょ?

と思って今まで訪れたことはなかったが
なかなかにおすすめの観光地である



燕系ラーメン

小千谷から長岡をすっ飛ばして
三条、燕エリアにやってきた


目的は昼飯


そう!


元祖 燕ラーメンの
杭州飯店である



写真の通り
背油ぎっしりで太麺の重たい印象のラーメンだ





実はスープ自体は海鮮出汁のすっきり系


なので背油ごとスープを飲み干さなければ
案外重たくないのが燕ラーメンの魅力

と勝手に思っている


本当は三条の鍛冶体験とかしたかったんだけど
お客さんたる彼があまり興味を示さなかったのと
そもそも時間がないので割愛


個人的に前からずっと気になっていた

鉄アイスを一緒に食べた


シャーベット状のミルクアイス
という感じで特に鉄っぽさはない


見た目のインパクト勝負のアイスである


実際に鉄分が入っているので
貧血気味の人にはおすすめ☆


駆け足に紹介してきたが
中途半端な3月という時期にも
新潟観光を楽しんでもらえてよかった


海に行っても良かったのだが
彼の職場が海だそうなので
あえて今のうちに海に行くこともあるまい

ということで行かなかったのだが
冬の日本海は見応えがあるので
個人的にはおすすめだ


おまけ

小千谷市ではコイキングが描かれた
マンホールがあり
それをステッカーにして配っている

ポケモンファンならゲットだぜ☆