どぶろくもどきの仕込み
2021年12月9日
今日は嬉しいことがあった
以前、母が友人に米を贈るから
と言って私に依頼してきたのだが
その贈った先の方から
美味しかったから追加で購入したい!
との連絡があったのだ
リピートしちゃうくらい美味しかった
と思ってくれたことが嬉しいよね( ^ω^ )
ありがとうございます!
とは言ったものの
今年の分の米はこれにて終了してしまいました
「欲しかったのに・・・」
と言う方がいらしたら申し訳ないです
農協になんか卸さないで
保冷庫パンパンに在庫しておけば良かったぜ
こうなるであろうことは
少しは思っていたけど
やっぱり初年度から在庫を抱えるのは
流石に勇気がございませんでした
食べたい
と思っていただけましたら
早めに連絡もらえると助かります
さて
ここから本題なんだけど
タイトルの通り
“どぶろくのようなもの”
を仕込んだ 笑
![](https://yolo-journey.com/wp-content/uploads/2021/12/9912ED78-ABB5-475D-9D7B-9C7732FC1AB6.jpeg)
パッと見て
ちょいキモだけど 笑
なぜ
どぶろくではなく
どぶろくのようなもの
かと言うと
日本の法律では
勝手に酒を作ってはいけないのだ
それは売り物はもちろん
個人で楽しむものについても規制される
ちなみに梅酒はセーフらしいから
発酵させてアルコール飲料を作るのが
法律に引っかかるのだろうと思う
と
言うわけで
今回作っているのは
アルコール発酵はさせずに
その前段階の糖化までを目標にしている
日本酒の作り方として
ざっくり説明すると
① 米を蒸して
② 麹菌を振りかけて米麹を作る
この時にデンプンが分解されて糖になる
(これがわからない人は中学の理科からやり直してくれ)
③ 米麹と飯米と水に酵母を加えて糖を分解
ここで分解された一部がアルコール
④ これに水を加えたり加熱殺菌したり搾ったりして
日本酒の出来上がり!
これが醸造ってやつだ
本当はもっと細かい工程があるが
そんなことを解説したいわけではない!
今回は③の過程を酵母を入れずに行う
一般的にはヨーグルトや
イースト菌なんかを加えて
アルコール発酵を促すようだ
さて
![](https://yolo-journey.com/wp-content/uploads/2021/12/B2245172-0F56-485C-B80F-920B7AC477F7.jpeg)
こちらは昨年のお米を
精米して洗ったもの
また話が逸れるけど
最近は米は「研ぐ」もの
ではなく「洗う」もの
になっているらしい
精米技術が発達していて
ガシガシとヌカを削るように研ぐのではなく
ささっと洗うようにすると
米を美味しく炊けるのだ
と
先日紹介した本には
そう書いてあった
確かに
「無洗米」って言うしね
で
この洗った米5合と
水 1,600mlくらいを瓶に入れ
茶碗1杯弱のご飯を入れた巾着を浸す
![](https://yolo-journey.com/wp-content/uploads/2021/12/9F812E74-91C9-4117-B52D-8B14673975C7.jpeg)
この巾着は母が以前作って送ってくれたものだ
本当は米ぬかを入れて
風呂で使うと良い
的な感じでくれたはずだが
まさかここで役立つとはな 笑
これを常温で1週間くらい放置する
常温と言っても
最近の魚沼は暖房なしだと
冷蔵庫より寒いので
暖房がついている部屋の
日の当たらないところで保管した
あとは毎日1回くらい手でかき混ぜる
多分だが
素手を入れることが重要だと思う
皮膚にはさまざまな常在菌がおり
こいつらが移ることで
乳酸発酵が進むものと考える
糠漬けと同じことだ
![](https://yolo-journey.com/wp-content/uploads/2021/12/845CC14D-9643-449C-B02F-6A243723F29F.jpeg)
こちらが1週間後
乳酸発酵した香りがする
水面にほんのりと膜が張ったようになり
若干泡立っている
上手いこと発酵したようだ
続きいて
この水を吸いまくった米を
蒸していく
乳酸発酵した水は捨てずに
ボウルか何かに取っておく
後で使うよ
我が家には立派な蒸し器がないので
簡易的なやつで
![](https://yolo-journey.com/wp-content/uploads/2021/12/9C7953AC-AED4-40A5-A229-9A25BF61F0A4.jpeg)
これに本当は蒸し布を使うが
そんなものないので
![](https://yolo-journey.com/wp-content/uploads/2021/12/221CAF80-F9C4-447A-9C5D-55340BF57A04.jpeg)
日本手ぬぐいで!
染料がやや気になるが
まぁ大丈夫だろう
一回洗ってあるし
これで50分くらい蒸す!
しかし
この簡易蒸し器だと水が少ないので
うっかり焦がしてしまった
すぐ気づいたから良かったけど
危ない危ない( ´_ゝ`)
この間に
巾着に入っていた
“ご飯だったもの”を取り出して
こいつに米麹を一握りほど加える
![](https://yolo-journey.com/wp-content/uploads/2021/12/E7751EBF-EB60-437C-B163-90A7F00A2D16.jpeg)
水に1週間も浸してたから
お粥状態よ
黄色っぽく見える粒が
米麹ね
これの半分を瓶の底に入れて
あの乳酸発酵が進んだ液体を戻し入れる
そんなことをしているうちに
蒸し上がった蒸米がこちら
![](https://yolo-journey.com/wp-content/uploads/2021/12/5D7A804B-7FEF-48B0-851F-AA983B8B0858.jpeg)
なんか固そうだ
蒸米だからこんなもんだろうか
これを人肌程度に冷ます
放置してると
カピカピになると思うので
酢飯を作る時のように
せっせとかき混ぜて冷ました
これが結構大変
かき混ぜていると
ほんのりと乳酸の香りがするのが面白い
冷めたら残りの米麹を混ぜ込む
ちなみに今回使用した麹はこちら
![](https://yolo-journey.com/wp-content/uploads/2021/12/322392CA-300B-4593-8C10-012CF0BC219D.jpeg)
地元の麹屋さんのやつ
全部で400gを使用
![](https://yolo-journey.com/wp-content/uploads/2021/12/31974FA6-D1B6-496D-A87E-E155867ADE1F.jpeg)
混ぜたらこんな感じ
やっぱりちょいキモな見た目だね 笑
これも瓶に入れて
上からお粥状の例のやつで挟み込む
![](https://yolo-journey.com/wp-content/uploads/2021/12/9912ED78-ABB5-475D-9D7B-9C7732FC1AB6.jpeg)
瓶に埃が入らないように
蓋を乗せたら
1〜2週間放置して出来上がり!
のはず
アルコール発酵してなくても
甘い液体ができるようなので楽しみだ
甘酒とはちょっと違った味わいらしいよ
我が家の空気中に優れた酵母がいたら
もしかすると
アルコール発酵してしまうかもしれないけど
それは事故です 笑
ちなみに
日本でもどぶろく作りが認められる
「どぶろく特区」
と言う地域がある
実は新潟はそれに該当するので
どぶろくを作ってもいいのだが
調べてみたところ
それはどうやら商業利用に限るっぽい
私ももう
個人事業主になったので
商業用として誰かに売る
という体にしておけば良いのかもしれない・・・
けどこれは送れないからなー
春に山菜狩りや田植えツアーを組んで
その時に提供する
ってのもありだな!
そんなわけで
興味があったら飲みにいらしてくださいな☆
上手に出来上がりますように!
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