守門岳大雲沢!沢登り
2022.8.12
お盆に突入する1歩手前
山岳信仰者としては山に登らなければ
というよくわけのわからない衝動に駆られた
しかし数日前にトライした権現堂山では
あまりの暑さに20分で撤退してきたという反省もあり
やはり夏の暑い盛りには
沢登りでしょう!
ということで自宅から車で40分弱のところにある
守門岳にやってきた
大原登山口から入山
![](https://yolo-journey.com/wp-content/uploads/2022/08/IMG_2261-1024x768.jpg)
車は1台だけしか止まっていない
天気は微妙!
微妙だけど暑いので沢が気持ち良いことだろう
![](https://yolo-journey.com/wp-content/uploads/2022/08/B696182B-DF37-4A78-9C9F-4C54B5CA99DA-e1660307311869.jpeg)
まずは登山道を歩いて布引の滝を目指す
そこの手前から入渓するとちょうどよいらしい
という情報を得ていたので
それに倣うことにする
![](https://yolo-journey.com/wp-content/uploads/2022/08/24264AC2-430C-4A01-ABC3-CA5EAA04245E.jpeg)
10分も歩くと分岐
さらに20分ほど歩いたろうか
![](https://yolo-journey.com/wp-content/uploads/2022/08/D318C530-B21B-41A7-A0F1-1FEAB36CC2FC-e1660307360174.jpeg)
これが布引の滝だ!
1条の美しい滝である
沢登りじゃなくて登山道で上がる人にも
ぜひ立ち寄ってみてもらいたい
入渓
どこから沢に降りるのか
さっぱりわからないので
適当にそれっぽいところで登山道から逸れて
谷に降りていく
この判断を間違うと断崖絶壁にぶつかった上
登り返すのも困難となり
立ち往生してしまう
ということになりかねないので
山岳地図を眺めたり事前情報を得たりして
慎重に行っていただきたい
私は適当に行ってしまったので
決死のトラバースを強いられた
もはや写真や動画など撮っている余裕もなく
落ちないようになんとも頼りない草を握りながら
それで体を支えつつのトラバース
幸い断崖絶壁ではなく
超急傾斜くらいの道だったので
2回くらい滑落しながらなんとか沢に降りることができた
![](https://yolo-journey.com/wp-content/uploads/2022/08/0DAA447F-DB45-4AB6-8E56-D4E66700F209-e1660307392187.jpeg)
落っこちてきた
という方が正しいかもしれない
良い子はマネしないでね☆
(こんなことやってると怒られるんだろうなぁ…)
ちゃんと死なない!
ケガしない!
を意識しながら行動しました!
布引の滝の下へ
入渓までのトラバースではくそ暑すぎて
熱中症になりかけていたわけだが
沢に入ればすぐ回復する
それだけ沢の水は冷たいのだ
少し歩くと先ほど遠くから眺めた
布引の滝が現れる
あまりにも美しいので
滝行をしてしまった
![](https://yolo-journey.com/wp-content/uploads/2022/08/A9C7100B-2C12-4966-96FB-54F177065683-1024x858.jpeg)
次の山行の天気と
今回の無事
そして世界平和なんかを願いながら
滝に打たれるのでありました
この時はまだ体が熱かったんだよなぁ
ゴルジュ突入
滝を通り過ぎると
すぐにゴルジュ帯に突入する
![](https://yolo-journey.com/wp-content/uploads/2022/08/404E8160-E44C-4E80-9F6B-2F673BE69A41-e1660307701427.jpeg)
こんなにすぐゴルジュを楽しめる沢も
多くはないだろう
入渓が大変だったから
そんなすぐって感じもしなかったけど (笑)
ちなみにゴルジュとは廊下ともいわれる地帯の名称で
左右が崖で挟まれた場所である
どんなにやばい滝が現れても
進むか戻るかしかできないことが多く
自然が与えた試練のような
そんな気がするのだ
なんかよくわからない解説をしてしまったが
沢ヤならみんな大好きゴルジュ☆なのである
第一の滝
ゴルジュ突入後は急に気温が下がる
沢の近くに行くだけで涼しい
という経験をしたことがある人も少なくないだろうが
そんな沢の冷気が逃げていかないのがゴルジュ
つまりめちゃくちゃ涼しいのだ
そんな涼しいゴルジュでは泳がされることも多い
最初は楽しいのだが
進むにつれてどんどん体温が奪われていくから
しばらくすると沢に浸かるのをためらい始める
沢登りしてんのにね(笑)
![](https://yolo-journey.com/wp-content/uploads/2022/08/4AB04EFC-A5D7-4184-A5BA-64527A7907F7-e1660307724668.jpeg)
まだそこまで体温が低下しないうちに現れたのがこちら
たぶん1つ目の滝だ
写真だと大したことなさそうだが
結構な勢いで流れているし
左右の岩も高いので
巻いてしまうと沢に戻るのが困難っぽい
とりあえず右側から巻くように進んでみたが
途中でどうしても進めなくなった
今回は単独なので協力プレイもできないし
確保もできないので
滑落しそうな場所は予想しながら進んでいるのだが
頑張って右手で岩を保持すれば越えられそうな感じもしたが
触っているうちにその岩が動いたので
もう無理だった
と
いうわけで一回引き返して
仕方ないので正面突破!!
なんと
すんなりと突破できました\(^o^)/
正解は正面突破だったんだねw
古い堰堤
さらに進むとゴルジュ内に靄が立ち込める
何事かとおもったら
![](https://yolo-journey.com/wp-content/uploads/2022/08/08F7D0E2-5900-4CD9-B3F7-8C0E08F6BF23-e1660307746248.jpeg)
雪渓だ!!
もう八月だというのに
猛暑続きで地上ではくそ暑い毎日なのに
沢にはまだ雪が残っているではないか・・・
まぁ日当たりは悪いからね
そしてこの雪渓の下には
![](https://yolo-journey.com/wp-content/uploads/2022/08/3033D7CC-F351-44EF-A6B0-9C368BC3B71E-e1660307761110.jpeg)
古い堰堤
そんな高くもないし
登るのは難しくないだろうけど
いったいどうやってとりつくのだろうか・・・
何回見ても
全然イメージできないのだ
もちろん左右から巻くことはできない
過去の投稿を見ると楽々越えているようなので
取り付けないことはないのだろうが
水量の問題なのだろうか
しかもこの頃には結構体温が奪われていて
全身の筋肉がぶるぶるして必死に熱を生み出そうとしている
堰堤に取りつくには
どう見ても一回沢に漬からねばならぬ
ただの沢じゃないのよ
雪解け水だからね
めっちゃ冷たいんだから!!
ここで結構な時間を使って
一回暖をとろうと思ってガスバーナーを取り出してみたものの
たぶんライターの火打石が湿ってしまい点かない
/(^o^)\
ここで悩んでいてもどんどん体力が消耗して
状況は悪くなるばかりだ
そう判断し
とりあえず取りつきに挑戦してみることに
すると
堰堤ぎりぎりのところまで
わりとしっかりした木が沈んでいるではないか!
それにしても一度は沢に浸からねばならないのだけど
この木のおかげで浸かっている時間が少なくて済む
ありがてぇ
そして肝心の取りつきだが
流れてくる水を食らいながらの手探りなので
ちょっと時間はかかったが
それでも無事に取りつくことに成功!
取りついてしまえば
あとは乗り越えるのは全く問題なし
これ突破できなかったらどうしようかと思ったよね
雪渓突破からのエスケープ
堰堤を越えてからは雪渓のトンネルをくぐり
特に水に浸かることもなく進める
すると大きく2手に分かれる分岐に出る
本来ならば右側を進んで山頂に突き上げるのだが
今回は体温低下から体力もだいぶ消耗しているので
左側から登山道にエスケープできそうだったので
左に進むことに
ゴルジュを抜けて雪渓から離れると
温かい空気に包まれる
たかだが数メートル離れるだけで
これほどまでに気温が違うものか!
とびっくりする
![](https://yolo-journey.com/wp-content/uploads/2022/08/826E4D49-E762-4DAF-937C-B0B51F877BCB-e1660307785355.jpeg)
ちょろちょろ流れる沢を登っていき
右手にある30mほどの滝にたどり着いたら
左側を登っていく
![](https://yolo-journey.com/wp-content/uploads/2022/08/77A8A570-DEBC-4AD1-B1E1-986176B3CE35-e1660307800123.jpeg)
ここからはひたすら藪漕ぎである
登山道に出て無事に下山
1時間くらい藪漕ぎをしながら
けっこうな傾斜を登っただろうか
そこまで迷うこともなく無事に登山道に出られた
![](https://yolo-journey.com/wp-content/uploads/2022/08/513AEE55-BF4C-47A7-8596-BB8D77A18C16-e1660307811516.jpeg)
登山道って安心するよね(笑)
さっきまで体温低下で死にかけていたのに
今度はまた暑くてひーひー言うはめになった
体温の変化が忙しい日である
登山道に出てしまえば
あとは登山口まで気持ちいいハイキング
無事に帰ってこられてよかった
まず沢にひとりで行くな!
ってところから怒られそうなのだが
今回もいろいろと反省点の多い沢登りとなりました
でもこれが楽しいんだよなぁ
今度は仲間と行きたいなぁ
沢登りの様子は動画でもお楽しみください
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