観光だけじゃ勿体無い!霧島でおすすめの楽しみ方
「霧島」と聞いて真先に思い浮かぶのは芋焼酎の黒霧島ですか?実はその霧島酒造の所在地は宮崎県だったりするんですよ
どうもかおるです
先日、久しぶりに霧島に行きまして登山ついでにいろいろと楽しんできました!やっぱり霧島はいい!と魅力を再確認しました。
そんなわけで過去の活動も含めて日記混じりに霧島の魅力を綴っていこうと思います。この記事で言及している霧島は霧島山、霧島温泉街周辺の観光地とします。それではどうぞ
霧島ってどんなところ?
霧島は宮崎県小林市と鹿児島県霧島市の境に位置している
県境には霧島山と呼ばれる山塊があり、そのうちのひとつである新燃岳は2017年に火山活動が活発化したとのニュースで記憶に新しいのではないだろうか。2020年2月現在は一部立ち入り規制があるだけなので登山や、豊かな自然の中でのキャンプなどを楽しむことができる
活火山の恩恵で至る所に温泉が湧いており温泉街としても有名。温泉街付近は硫黄泉が多く、白濁色だったり湯の花が大量に浮いていたりと、特長的な温泉が多い
また、天孫降臨の地とされており霧島神宮を初めてとしてパワースポット的な楽しみ方もできるありがたい土地なのである
登山を楽しむ
日本百名山にも含まれている霧島山だが先述の通り山塊の総称であり霧島山というピークはない。最高峰は標高1,700mの韓国岳(からくにだけ)。私が登ったことがあるのは韓国岳、高千穂峰、獅子戸岳の3峰で、いずれも特長的で登っていて飽きさせない楽しい山だ。ここでは韓国岳と高千穂峰を紹介しよう
韓国岳
いくつか登山口があるが、人気なのは大浪池登山口。ここから整備された登山道を小一時間登ると大浪池という火口湖がある
大浪池までは登山というよりは軽いトレッキング程度なので一般の観光客も大浪池を見にきている姿をよく見かける。彼らは日中に訪れることがほとんどだろうが、個人的にオススメなのは満月の夜。湖面に映った月が波に揺られるのを静かに眺めていると酒が飲みたくなってくる
なんと風情がある楽しみであろうか。さすがに酒は飲んだことがないので今年の春にでもテント張ってやってみよう。ちなみにテン場はない
大浪池から先は傾斜がきつめでしばらく階段が続く。それが終わると火山帯のゴツゴツとした岩を越えて行き山頂に至る。
登山口には駐車スペースもあるが、天気の良い休日などは混雑するのでグループで登山をする人はどこかに車を置いてまとまってできるだけ少ない台数でお越し頂きたい
高千穂峰
標高1,574mの山。ここは天孫降臨の地とされている厳かな山だ。その天孫たるニニギノミコトが降臨した時に山頂に突き刺したとされる天の逆鉾が鎮座している。
一説には坂本龍馬が新婚旅行で訪れた際にも既に刺さっていて(神話的にはそりゃそうなんだけど)、彼が一度引っこ抜いたなんて言われている
私が登ったのは西側の高千穂河原登山口でビジターセンターがあるところだ。ちなみにここの駐車場は500円取られる。山の整備代だと思えば惜しくはないが知らないで行くと「え?」ってなると思うので記しておく。九州の山で駐車場に金がかかるのはココと宝満山くらいでしょうか?いずれも霊峰だな
まぁいい
ビジターセンターから鳥居をくぐって歩いていくと旧霧島神宮の跡地がある。高千穂峰をバックに気持ちばかりの社と賽銭箱が置いてある。朱色の神殿もいいが私はこういう簡素なやつが好きだ
登山に戻そう。旧霧島神宮のところから少しだけ石畳の森林帯があり、すぐに急坂のザレ場が現れる。これがキツい。この山はほとんどがこれなので標高の割にキツい。大きめの溶岩もゴロゴロしているが、たまに脆くなっていてかけることがあるので踏み込む際は注意が必要
まともに登山をしている人なら2時間もせずに山頂に到着することでしょう。途中の御鉢は見応えがあるし、山頂には山小屋もある。そんな特徴のある山だ
温泉を楽しむ
霧島の温泉街にはたくさんのホテルがあり、それぞれが工夫を凝らした温泉浴場を用意しているようだ。中でも霧島ホテルは混浴の大庭園風呂で有名。私も入ってみたいのだがまだ叶っていない。
そんなメジャーどころを避けても尚、魅力的な温泉ばかりだ
新湯温泉 新燃荘
はじめに紹介するのが新燃荘。その名の通り新燃岳の麓にある温泉宿で、とても濃ゆい硫黄温泉。内湯は男女別だが、露天風呂は混浴になっている。ここしばらくは改装していたため入れなかったのだが、2019年春からリニューアルオープンした。
長時間使っていると硫化水素にやられてしまうので浴室には30分以上いないようにとの注意書きがある。それだけ濃ゆい硫黄温泉なのだ。内湯は温度が高めなのでそもそも私は30分も入っていられない。
露天風呂は適温だ。混浴とは言っても更衣室は内湯の男女別のところだし、入ってしまえば濁り湯なので見えることはないため女性にもハードルは低めではないかと推察する。建物の造り的には男の方がやや緊張すると思うが、それは行ってみてのお楽しみ 笑
そんな混浴に緊張するくらいなら男女共に内湯でゆっくり入っていれば良い。いずれにしろ非常に満足度の高い温泉である
立寄り入浴 8時~19時 定休日毎月第2、第4火曜日 料金 大人600円
湯之谷山荘
続いては湯之谷山荘。こちらは温泉街からちょっとだけ霧島神宮方面に移動した山の中にある。もちろん車でアクセスできる
内湯は檜造りの趣のある浴室となっており、すごく熱めの硫黄泉風呂とやや冷たい炭酸泉、そしてそれらの混合湯の3つの浴槽がある
一番入りやすいのはもちろん混合湯だが、硫黄と炭酸泉を交互に入るのも面白い。硫黄泉も濃ゆいが炭酸泉は湯の花たっぷりでこれはこれで温泉感がすごい
初めて入った時は貸し切りだったが、浴槽がいずれも小さめなので混んでいるとちょっとキツいかもしれない
立寄り入浴 10時~15時 定休日 毎月第1平日 料金 大人500円
旅行人山荘
温泉街から少し登った高台にあるホテル。内湯は単純泉で露天風呂は硫黄泉。単純泉とは言っても湯の花がびっしりだ。高台にあるだけに露天風呂の景色はとても良い。晴れていれば桜島も見渡せる絶景である
立ち寄りでも貸し切り風呂が利用できるので家族での利用にも便利そうだ
立寄り入浴 12時から15時 料金 大人500円
目の湯、川の湯
温泉セクションの最後は野生の温泉
どういうことかと言ったら特に管理されているわけでもなく、それ故に24時間無料で入れるまさに天然温泉。自然歩道を歩いてすぐのところに岩風呂という標識が立っており、そのすぐ上には霧島最古の岩風呂という説明書きがあったりする
温度も自然のままだし、当然脱衣所もない。すぐ脇が一応自然歩道なので人が通る可能性もなくはない。道路からは見えない位置なので物好きな人が通らない限りは人にはあわないであろう
目の湯というのがこちら
一見ただの水溜りだが入ってみると温かい。硫黄臭もなく入りやすい風呂だ。温度管理もされていないので冬に入るとぬるいし夏に入れば熱いらしい
そのすぐ隣を流れる川が温泉混じりであり、これが川の湯である
目の湯の隣の高さでも入れるし、私が入った時はもっと上流の方が温かくて入りやすかった。ただし目の湯の隣の方が泥湯みたいに楽しめるので温度が気にならない環境のときはここが良いかと思う。というか沢登り経験でもない限り上流に進むのは若干の危険を伴うのでオススメしない
おまけ
新燃荘から高千穂峰方面に進んでいくと右手に沢が現れます
条件がよければ写真のような真っ青な状態が見られます。おそらく温泉成分が混じることでこのような色になっているのでしょうが、ここは水量も多いので冷たい沢水です。
成分的に浸かったりするのが安全かはわかりませんが、夏には足だけでもつけてみるとひんやりして気持ちいいです!
駐車場があるわけではないので歩いて行くか、路肩に止めることになりますので他の人の迷惑にならないようご配慮いただき、十分気をつけてください。
アウトドアな宿
霧島には様々なアクティビティが用意されていて自然を満喫することができる。キャンプもそのうちのひとつである。ここではキャンプ場みたいなゲストハウスCoco Garage
ゲストハウスなので当然室内で寝泊まりすることができるのだが、庭のようなスペースには岩石プレートも設置してある焚火コーナーがあったり、キッチン兼団欒スペースなオシャレな小屋があったりする。ここでテント泊もできるのでちょっとしたキャンプ感覚を楽しめるのだ
店主も非常に気さくな人で割と自由に使わせてくれる。まだまだ改造していくつもりのようなので、もっといろんな設備が増えることだろう。個人的にはクライミングウォールを設置してほしい笑
まとめ
いかがでしたでしょうか。敢えて霧島神宮は書きませんでしたが、雰囲気のあるいい神社です。温泉街の食事も美味しい店がありますし、ちょっと離れたところに意外な店があったりする楽しい場所が霧島です
私は1週間滞在しても飽きない場所だと思っています。
九州にお越しの際には是非立ち寄ってみてください。もちろん九州在住の方も☆
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