山の秋の味覚

新米の発送もほとんど終わり
ようやく落ち着いたと思ったー


と思いきや
意外と予定が詰まっていて

それはもちろん遊びの予定もあるのだけれど
畑の片付けやイベントの手伝い

今後の仕事につながりそうな話などなど



毎日何かしらやっていて
まったりしている暇がない!


忙しいのは良いことですがね



そんなある日


稲刈りが終わったらクルミ拾いに行こう!

と家主と話をしていたのを思い出し


いや
思い出したと言うよりも
家主がちょこっと拾ってきたので
それに乗っかっただけなんだが

とりあえずクルミ拾いに行ったのであります!!



こちらがクルミです


イメージしてたのと違うでしょう


クルミだって種なので
その周りには果実がついているのですよ



こんな状態のクルミを拾ってた



クルミの木は集落の山の中

なんなら家の裏とかにも生えているので
そこに行くと大量に拾える



それはもうびっくりするくらい大量にある 笑


1本の木から拾いきれないくらい拾えるので
売って商売するとかじゃなければそれで十分なのだ



続いて拾ってきたクルミを水に浸けて
果実の部分を取り去る



果実にはヤニというか
なんかそんなのが物凄いので
素手で処理したらやばい


それでも一つ一つ丁寧に洗うのではなく
バケツに入れてガラガラとかき混ぜる感じで
ある程度綺麗になるから
大量じゃなければそこまで大変でもないかな

こんな感じに綺麗にクルミっぽくなった




いや

クルミと言えば
もっと丸っこくてシワシワしたやつ

というイメージだろうが
それは多分オニグルミで
これはヒメグルミという種類らしい


何個かオニグルミが混じってるので
近くにオニグルミの木もあるのだろう


ちなみにヒメグルミは
オニグルミよりも殻が薄くて破りやすいらしい

綺麗になったらフライパンで
乾煎りする


特に油などは敷かずにそのまま煎ると
微妙に割れ目が現れるので
その辺で終わり



冷めて触れるようになったら
包丁を割れ目に差し込んでみると
いい感じに割れるんだなこれが


こうなれば可食部を丁寧に取り出して
無事に食べることができるのである!


しかし生のクルミには

というか種子全般的に言えることらしいが
アブシシン酸という酵素抑制物質が含まれる


アブシシン酸ってどこかで聞いたことがあるなー

という多分理系のあなた!



そうです

中学の理科か高校生物Ⅰあたりで出てきた
植物ホルモンの一種ですね


役割については忘れたので
調べてみたところによると

種子の発芽を抑制する

という働きを持っている物質のようだ


それがどうした
と思ったでしょう


アブシシン酸は人体に入ると
消化酵素を阻害する

なんてことが言われている


そんなことはない!

と否定されているようなことも書かれているが
真意は定かではない


いずれにしろ
生のくるみは食べすぎるとよくなさそうだ


ただなかなか生のクルミを食べる機会も少なかろう

実際に私も初めて食べたが
これが美味いんだ!


酒のつまみにはもってこいだぜ!


美味いのはいいけども
これも米と一緒で水分量が多い状態なので
保存が効かない



そんなわけで
生クルミを少し堪能したのちに

取り出した可食部をまたもフライパンで乾煎りする


こうするとおなじみのくるみが出来上がる



煎ったらそれはそれで香ばしくて美味い



ちなみに
クルミには結構な油分が含まれているらしい


じゃあ食べすぎると腹を下すなんてのは
油分の摂りすぎなのでは…

なんて考えてしまうが
それは置いておこう



殻にも油分が多いので
燃やすとすごく燃えるらしい!


今度焚き火するときにやってみようと思っている笑



そんなことをしている
山の楽しい秋なのでありました



ちなみに
秋の楽しみといえば
キノコとりがあるのだが
なんか今年はキノコが出ていないらしい


秋にしてはずっと暖かかったからかもしれない


ここのところグッと冷え込んだので
そのうち生えてくるかも…