人吉温泉への旅

人吉温泉街をぶらぶら

部屋でゆっくり寛いだところでまだ時間も早い

飲食店がかろうじて開き始めたくらいだが
ずっと食べ続けているのでどうも腹が減らない

それどころかお腹いっぱいで食いたくない

少し散歩でもすれば腹も減るかと思って歩き回ってみようと

こういうわけである

まず向かったのは

青井阿蘇神社です

大きな神社で存在感もある

鳥居をくぐると太鼓橋があるし
その橋の下には蓮池もあったりして雰囲気がある

まだ

蓮の時期には少し早いので咲いていないのが残念

それでも大きな蕾があった

蓮池ってのは綺麗なもんだね

雨が降ったり止んだりだから葉っぱに水が溜まっていたりしてなんか良い

満開の時に来てみたかった

地元の神様に挨拶を済ましたら飲食店街を散歩

特に静かなところを撮ったわけではないけど
まぁ平日の地方の温泉街なんてこんなもんさね

まだ明るいってのもあるだろうけど閑散としている

この雰囲気が好きだ

なんと

つぼ八が元気に営業中だ!

ここが新宿だったら迷わず入店していた

他にもグルグル回ってみたら店構えからは結構良さげな飲み屋が数軒

ネットで「人吉 居酒屋」って調べてもあまり良い感じのが出てこないけど
実際に歩き回ってみると良い感じの店が見つかるものだ

こちらは看板とかは汚いがすごく良い匂いのするホルモン屋

昼に鶏刺しを買ったエビちゃんの暖簾!?

ホルモンはこっちに卸しているのか?

ってかここでランチ食えたんじゃ!?

食べたかったけど例によって腹がいっぱいなのでスルーして歩く

こんな素敵な小路があってそこにはワンピースの絵があったり

小さな美術館があったり醤油蔵があったりと楽しそう

しかし相変わらず人の気配いがない笑

その隣の小道に現れたドーム

これが噂のドームか・・・

いや1人じゃ入らないけど
昭和感というか東南アジアっぽいというか

惜しまれつつも最近閉店した茶びん

餃子が有名だったのだけど店主の年齢的な問題で閉めたのだとか

食ってみたかったなー

人吉の夜 1軒目

狭い人吉の飲み屋街を歩き回ってようやく19時を過ぎると
一部のスナックがオープンし出した

スナックもたくさんあって入る店を決めかねるが

なんとなくこのビルに決めた!

名前がいいので杏奈に行ってみる

ビルの二階の1番の奥という入りにくい感じではあるが
スナックに行き慣れているわけでもない私にとってはどこのスナックも入りにくいのは変わらないので迷いが生じる前に入店

扉を開けるとママさんと客のおじさんが1人

オープンしたばかりなのにもう客がいる!

おじさんとはソーシャルディスタンスを取りつつカウンターに座る

何飲む?とママがママっぽいしゃがれた人吉弁で尋ねてくるので

そりゃもう米焼酎の水割りで!

したら一杯の量がまぁまぁあるw

歩き回って喉も乾いていたし余裕で飲めちゃうんですけど
夜は長いんだぜ!

しばらくすると数人お客さんが入ったり出たりと
なかなか賑わっているお店かもしれない

ママさんと喋ったりカウンターに座ってるおっちゃんと喋ったり
楽しいひと時を過ごすことができた

やっぱり1人の時はスナックが良い

最後におっちゃんが
「うなぎ食ったか?上村の」
と聞いてきた

上村のうなぎと言えば人吉で一番有名な飲食店であろう

前に食ったことがあるが、せっかくなので明日の昼にまた食おうかと
そう思っている旨を伝えたら

「食ったことあるか!あれ大したことないだろ!がはははは!」

って おいwww

確かに俺は江戸前のうなぎが好きだから正直そんな感動はしなかったけど
それでも人吉の名物になってるものなんだから貶すなよw

他に食ったほうが良いものありますか?と問うと

さらにその隣のおっちゃんが
「名物って言ったら鮎だな、今が時期だし、鮎は食ったか?」

鮎は食べていない!

しかも今が旬なのか!なら食べたいな!

「どこで食べるのがいいっすか?」

そう聞いたら

「どこでも食えるけど鮎もたいしたことないな!まだうなぎの方がいいな!がはははw」

こいつらwww

観光客に名物食わせる気ゼロだwww

愉快な店だ

ちなみに上村のうなぎを貶したおっちゃんからは
芋も飲むなら俺の酒飲め!

ってんでおっちゃんがキープしているであろうちょっといい芋焼酎を一杯いただいた

基本的にはいい人たちなのである 笑

2軒目

1軒目の杏奈のママ「なんでうちにきたの?誰かの紹介?」

スナックに行くとほぼ必ず聞かれるやつ

名前がいい!杏奈って響きが!

ついでに土屋アンナが好きなんすよー
と適当なことを交えてみたらこれが思わぬ展開につながった

「それならすぐそこに土屋アンナに似てるママがやってる店があるわよ^^」

しかも杏奈のママと同い年ってことで決して若くはないらしい

まぁ別に若い女の子と何したいわけでもないし
下手なうるさい女に相手されるくらいならベテランの方がいいか

そんなわけで2軒目は同じビルの杏奈の斜向かい
言の葉という店に決まった 笑

入店したらママらしき土屋アンナが座っているだけで他に客はない

ちょうどお客さんも途切れて暇していたらしい

私がカウンター席に座るなり生き生きしだすアンナ

さすがプロである

お客さんがいなくて暇してたのよー
とあけすけに話すアンナは好感が持てる女性

やっぱりCovidのせいでお客さんも減りました?

なんて聞いてみたけど
「いや普段からこんなもんよwだいたい人吉を歩いてて10人とすれ違ったら
こりゃなんかイベントでもあるのかと思っちゃうレベルだもん!」

あ、やっぱりこれが日常なんすねw

ある意味でCovidの影響を受けていない地域なのかもしれない

他にもどっから来ただの仙台って行ったことないなーなんて話をしてたら
奥からマスターが洒落たつまみ3種盛りを持ってきてくれたりして

普段は何のむの?って聞かれたから日本酒が好きって答えたら
日本酒もあるわよ?なんて言われたもんだから
それじゃあいただきましょってことになるのだけど
注文した酒の一升瓶が中途半端な量しか残ってなかったもんだから
それはサービスしてもらっちゃったりして

なんだか面白いお店でしたわ笑

そんなことをしているうちにお客さんも数名入ってきて

やっぱりどこの店もそこそこ客が入るもんだなと感心したものであった

1時間ほどで言の葉を出て次こそ若い女がいる店に行こうかと
一瞬思ったがこの時点で結構飲んでいたし満足していたし
なんならちょっと疲れていたので宿に帰ることにした

Covidの影響もあって宿の門限が早かったのもある

それは残念な気もしたがおかげでひとっ風呂浴びてから休むことができた

貸し切りだったので思わず写真を撮ってしまった

人吉旅館の温泉は飲めば胃腸にも効くと書いてあるので
酒に胃をやられがちな私は飲んでおいた

なんとなく口当たりが甘いのは酔っ払ったせいだろうか

良い子は酔っ払ったときの入浴は控えましょう 笑

翌朝

翌日は割とスッキリ起きてまた温泉に入ってから朝食を食べた

まぁ予想はしていたが鮎が出てきた

ありがたい!

旬の魚にして人吉名物の鮎である

しかし昨晩のオヤジの発言のせいでそのありがたみは半減していた 笑

でも美味しかった!

もちろん他の料理やお米も

本当はチェックアウト後にうなぎを食って帰るつもりだったのだが
帰りのバスの時間の関係と朝食で満たされた腹の具合により
早めに帰ることにした

人吉で金を落とす義理はぶっちゃけなかったので
後は熊本で消費しようと
こう言う狙いだ

そう言うことにしといてくれ

雨も降っていたがなかなか楽しい人吉ぶらり旅であった

温泉もいいし温泉街の雰囲気も良い

そして何より人が良い

最後の最後まで人の温もりを感じることができた九州の旅

次は新潟のどこかに行こうと思う

さて次なる出会いはどんなだろうか

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