人吉温泉ひとり旅

プロローグ

特別定額給付金が支給されて10万円を使い切らんとなぁ

なんて考えていたのだが
特に物欲があるわけでもなく
すごく高級なレストランや夜の店で使い切るとか

そのようなことはしたくなかったのだ

なのでこれまで熊本でお世話になったお店や
もう一回行きたいと思っていたお店で使ってきたのだが
普通の飲食店を巡ってるだけで10万円を使い切るって難しいね!

まぁ少しばかり残して新潟に行っちまっても良いんだけど
熊本でもらった金なんだから熊本の経済を回そうじゃねぇかって
そう言う話でさ

それに熊本の有名処では人吉温泉だけ行ったことがなかった

通過とか近くの温泉はあっても
なぜか人吉温泉には行ってなかったのである

それはもったいないし
県を跨がずに遊びに行くとなると
やっぱり人吉温泉に行ってみようかと

こうなったのでありました

ランチ!

人吉の観光といえば

球磨川下りやラフティング

焼酎、味噌、醤油の醸造所見学

寺巡り

なんかがあるみたいなのだが

ひとり旅で川下りってのもなんだし
醸造所見学もいいんだけどCOVIDの影響なのか
それとも平日だからなのかやってなさそうだし
寺巡りはそこまで興味がない

さてじゃあ何をしようかってんで向かったのが

こちらの「くまりば」という施設

ざっくり言えば観光案内所見たいなところで温泉も併設していたりする

こんな感じで人吉の歴史的な建築物や伝統なんかを紹介しているパネルがあったり観光パンフレットがあったりするので寄ってみると意外な発見があるかもしれない

ただなぜか市街からはやや距離があるので車で行くことになるだろう

ここで情報を集めたら昼飯である

この度 私が退社した会社の人吉担当者オススメの食堂

すぷぅぅん

なんとも発音しづらい名前だが
おそらく電話では普通に「はい、スプーンです」って言ってるんだろうな

こちらの一推しがオムライスであるのだが
もうひとつの推しがハンバーグのようなのだ

これは困った

私はハンバーグが大好きだ

手作りハンバーグを提供している店なのであれば
それはもうハンバーグを食べる

しかし一推しがオムライス

オムライスも食べたい

オムライスにハンバーグを乗っけて提供して欲しいくらいだ

散々悩んだ末に出した答えは

オムライスでした\(^o^)/

でもこれケチャップとデミとカレーの3種類から2種類選択できるという素敵なシステムなの

デミとカレーにしてチーズとミニメンチカツをトッピング

ハンバーグのトッピングはなかったのでメンチカツを乗せてみた

これは確かにうまい!

個人的にはデミだけでも良かったけど
カレーも良い味だ

ご馳走様でした

世界初!?

次に向かったのは豚足の自販機

なんだそりゃと思うでしょう

なんか小汚い古い自販機を想像したのは私だけではないはず

しかし!実物はこんな感じだ!

サラリーマンが邪魔して全体像が分かりにくい

早く退けよな!

そんなわけで風月というお店にはこのような豚足の自販機がある

世界初!?と書いてあるが
まぁこんなのを作ろうという発想が世界にはないだろう

2本入りで500円

作りたて!というポップはあるがもちろん冷やしてあるので
帰ってチンして食べるのが正解だ

宿で食べようと思ったのだが賞味期限が翌日だったので家に持ち帰って食べたのだが
トロットロでこりゃ絶品!

付属しているタレが良い味している!

豚足って九州に来てから普通に食べるようになったけど
東京とか東北ではほとんど見かけない食べ物だよね

俺が気付いていないだけかもしれないけど
たぶん東日本にはない食文化だと思うんだ

いやしかし美味かった!

続いて風月のすぐ近くにある「エビちゃん」という鶏肉屋さん立ち寄った

ここは友人にお勧めされたのだが
まずやっているのかどうか怪しい雰囲気の佇まい

一応飲食スペースがあるのだが
週末でもないしCOVIDの影響もあるのだろうが販売だけとのことだ

予約していれば食えたかもしれない
と悔やみつつも鶏刺しを購入

2人前でこの量!記憶が確かならこれも500円!

たぶんモモとムネなんだろうけどムネが柔らかくて美味しい♪

これは宿に入ってから焼酎と合わせていただきました

ランチと宿で食べる食料を調達したところでもう一軒

この流れできたら甘味処であろう

さっきもらってきたマップを見て適当に選んだ饅頭屋さん

「宮」というお店で小学校の目の前にある

メニューにはパリパリともちもちの2種類があって
それぞれ白餡か黒餡を選ぶのだが
この日はパリパリが売り切れていたのでもちもちの白餡をチョイス

これがめっちゃもちもちで美味い!

意外な発見だったが適当に寄り道するとこういう出会いがあるから面白いよね

温泉に立ち寄り

人吉温泉にはたくさんの立ち寄り湯があり
微妙に泉質が異なったりしているので泊まっている宿のみならず
他の風呂に入ってみるのも楽しみである

先ほどのくまりばでもらった温泉マップを見ると泉質も書いてあるので
それを頼りに歩き回ると良いと思う

今回立ち寄ったのは

相良路の湯おおが

ここの泉質は全国的にも珍しいセグナイトと呼ばれるものらしい

植物の化石由来の温泉なんだとか

温泉マニアにはたまらない風呂のはずである

詳しくはWEBで!

https://yado.ohga-hitoyoshi.com

平日の昼間だというのに結構な人が入っていた

絶対に仕事中に入りにきてるだろ!
って感じのサラリーマンが数名いたが人のことは責められない 笑

なので浴室の写真はないが淡い緑というか黄色というか
そんな変わった色の温泉で匂いもわずかにあり気持ちよかった

人吉旅館

ようやくチェックインできる時間になったので本日のお宿

人吉旅館に到着だ

有形文化財にもなっているこのお宿

人吉温泉でも老舗である

http://www.hitoyoshiryokan.com

別に歴史が好きとかそんなではないのだけど
このような良い意味で古くて小さい旅館に泊まってみたかったのだ

さっき風呂に入ったばかりなので
部屋でゆっくりしながらビール飲んで鶏刺し食べて
球磨焼酎を飲んで

球磨焼酎ってのは人吉らへんの球磨地方で作られた米焼酎のブランドなのです

酒に詳しくない人は分かりにくいかもしれないけど
シャンパンとかコニャックとかバーボンのようにWTOに産地認定された国際ブランドなのである!

どうだすごいだろう!

飲みたくなったであろう!

私は焼酎の違いがよく分からんのだがそういうものだと思って飲めば一段とありがたいものに思えてくるわけだ

良い心持ちになって少し昼寝をしたら
今度は人吉旅館の風呂で温泉を堪能して
そしてお出かけです

後半へ続く