農地を守るということ
今年は早々に梅雨明けしてしまったね
ただでさえ暑くてムシムシな日本の夏が
今年はいつもより長く感じられそうだ
そんな暑さがつづくと
地球温暖化を真剣に考えねば
なんておっしゃる真面目そうな人がいるが
地球温暖化なんてのはちょっとやそっとで解決できる問題でもないし
日本人が頑張るよりも
たぶん中国やアメリカが頑張るように仕向けるのが有効だろう
とか思う
日本人はおとなしく暑さと戦うしかないのだ
たまたまネットで米について調べ物をしていたら
興味深い記事が出てきた
キャノングローバル戦略研究所のグローバルエコノミーの記事である
https://cigs.canon/article/20220606_6813.html
内容を読むのが面倒な方向けに要約すると
・日本はコメの生産力をどんどん落としている
・今はコメ余りとか余裕ぶっこいているが、輸入がストップしたら全然足りない
・さらに石油などの輸入がストップしたら今の農業はできない
やばい
これは超やばい
食料が足りない
という生活を経験したことのない世代が
日本の人口の大半であろう
私が暮らす魚沼の山の中のジジババはそういう時代を経験しており
山菜なんかはご馳走だ
虫も食ったし
イモなんだか根っこなんだかわからないものを食っていた
という
30代の私には想像もできない生活だ
本当にそんな時代がたかだが半世紀前にあったことなど
とても信じられない
輸入がストップしたらそんな日本になる
というのがこの記事の内容だ
そしてこの状況を何とかするには
・米を輸出することで生産量を増やす
(ただ増やしただけだと米価が下がってしまうので
米生産を続ける農家が減る)
・平時は輸出するが、緊急事態ではその米を食べることで
国内の必要な食料を確保する
・さらにその状態が続くようであれば、ゴルフ場とかを農地に転換して
カロリーの高いイモなどを作る
とある
そんなことは輸出関係のセミナーを受けていると
知識として身についているので
新鮮さはないが
まさにその通りであろう
こんなことを馬鹿に言うと
米がないならパンを食べればいい
とか返されちゃうんだろうなぁ
ラーメンでもいいよねぇ
冗談はさておき
国としても農産物の輸出には力を入れ始めている
でもたぶんそこには既得権益が絡んできて
なかなかうまくいかないのが日本なんだろうなぁ
ちなみに私も米を輸出しようと頑張っている
でも少ない米を運ぶことになるので
運送コストが増えてなかなか勝負にならない計算だ
いくら魚沼産コシヒカリでも限界があるのだ
そこらへんさ
新潟県とか
北陸農政局でもいいけど
少量を輸出したい業者向けに
混載コンテナを用意するとか
輸送コストを補助金で補填するとか
そういうことやってくれないのかな
それをしてくれないと
輸出ルートと大量の荷物がある大手や
すでに輸出に取り組んでいる業者しかやれないと思うんだ
輸出量を増やそうと思うなら
スタートアップ企業を応援するようなシステム作ってくれよ
まったく使えない補助金ばっかり作りやがって
やれやれだぜ
今年のお米ですが
順調に育っております!
詳しくは会社のWEBページを見てね
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