紅葉が綺麗だった越後駒ヶ岳
2020年10月12日(月)
せっかく新潟に住み着いたのだから新潟の山を登ろう
大学の同級生でもあり山登り仲間でもあるいつもの2人とそんな約束をしておりまして
涼しくなってきたこの時期にようやくその約束が果たされたのであった
登る山は日本百名山の一座にして越後の名峰
越後駒ヶ岳
標高2003mとギリギリ2000m級の山なのだけど
登山口の標高が300mなもんで1700mも登らにゃならんボリューミーな山なのだ
前の週から世間では台風が北上してきている
なんてニュースになっており流石に延期かなぁと悲しんでいたのだが
ウルトラ晴れ女のハルさんが睨みを効かせたことで見事に台風は日本列島から弾き出され
太平洋へと帰って行ったのでした
さらに言えば前線が北の空に滞在していたので"曇りのち雨"なんて予報だったのだけど
それも前日の夜には見事に雲ひとつない空へと変えられていた
当然当日もほぼ晴れである
本当に恐ろしい力を持った女ですわ
最初は冗談で晴れ女とか太陽神とか言っていたけど
毎回晴れるもんだから これは本物だと思わざるを得ない
屋久島ですら晴れたからな 笑
さて今回は前日の夕方にハルが新潟までやってきて夜には静岡からモチ夫が到着
静岡から車で来るんだから大したもんだよ
3人揃ったところで魚沼市は大湯温泉にある大湯公園にチェックイン
正確にはキャンプ場ではないがキャンプ用の竈門があったり平らな広場があるし
WEBページとか諸々の注意書きを見てもテント張っちゃダメって書いてないので大丈夫でしょう
公園の向かいには日帰り温泉の施設もあるから風呂に入るのも楽々!
これで無料なんて素晴らしすぎる⭐︎
夕飯はいつも通り鍋です
最近はスーパーに行くと「鍋用野菜セット」なんて切られた野菜がバランスよく入ってる袋があったりするから便利よね
そこに新潟県産の美味しい豚肉をぶちこんで味付けは永谷園の煮込みラーメン味噌味である!
〆のラーメンまで完璧です
さらに今回は灯りも工夫してみた
昨今のキャンプブームのおかげでTVでも取り上げられるキャンプの小技である
ライトを直接置いていても眩しいだけで大した照明にはならないのだが
こうして囲ってみたり(ガスストーブ用の風除け使用)水の入ったペットボトルを置いておくと
光がいい感じに拡散して間接照明みたいになるのだ!
実用性があって かつ なんとなくお洒落☆笑
お腹も満たされてほろ酔いになってきた頃にはいつもなら大体寒くなるのだが
どう言うわけかこの日は全然気温が落ちないので余韻に浸れる
22時半を過ぎると公園の照明も消え、夜空を見上げれば無数の星が輝いているではないか
新月ではないけどちょうど月も見えないところに行ってしまっていたので
邪魔する明かりは何もなく、本当に満天の星空であった
念のため用心して寒さ対策をして寝たのだが明け方には暑さを感じるほどの快適な夜だった
ところが4時半頃にうっすら目が覚めると林の方から獣の鳴き声が聞こえる・・・
熊かしら?
それとも猪?
どちらにしてもこっちに来るなよ、と警戒しつつもまだ眠くて寝るのだが
少し物音がすると反射的に起きるようなことが1時間ほど続いた
野生動物ってこんな感じで寝てるんだろうな
人間っていいな 笑
明るくなってきたのでテントの外に出てみると太陽が昇っているらしかった
公園は森林に囲まれているので朝日は見えないが綺麗な朝焼けを拝めたいい朝である
朝食はパンとカップスープ
パンもこうして炙ってから食べると美味しい
7時過ぎにようやく公園を出発して登山口である駒の湯へ
昨日までは枝折峠から登る予定だったが
「近いから」という安易な理由で急遽登山口を変更
これが我々を苦しめる羽目になるとは・・・
登山口には見たことがあるような注意書きが・・・
あぁそうだ
荒沢岳の入り口にもこんな注意書きがあったんだ
あそこもつらかったなぁ(´_ゝ`)
登山口からちょっとだけ歩いたところにはつり橋がある
余計な恐怖心を煽る注意書きだ
確かに渡ってみたら結構揺れるし、朝露で濡れてて滑るから危険
橋の下は轟音を響かせるゴルジュです
皆大好きなゴルジュです(*´ω`)
ここから中間地点の小倉山までは本当に急登がずっと続く
屈強なハイカーである2人が音を上げるほどだ
私もさすがに疲れたー!って言ってしまうくらいのきつさだったし
普段ならヤマップの参考タイムを大幅に縮めて歩くのだがまさかの参考タイム通り
注意書きに偽りなしです(´_ゝ`)
しかもちょっとだけ眺望がある個所があるだけで特に見どころもないしな
通過しにくい沼はあったけどね
小倉山を越えてからは枝折峠からのルートと合流する
ここからは紅葉がキレイだし眺望もあり
そして何よりしばらくなだらかで楽な道が続く
完全にルートミスったよね
って話になりました(笑)
しかしそんな気持ちいい道も終わりを迎え、また急登が続くのであります
しかもどこまで登るの?って言いたくなるくらい目の前にある山は高くて遠いのだ
もう4時間くらい歩いてるんだけどなぁ・・・
ちょっと心が折れそうになりながら頑張って登り
ようやく山小屋に到着
中には入っていないが新しそうで立派な山小屋だ
なんとこの山小屋には管理人がいるではないか!
しかもいい感じのおじさんが
山小屋にいる人って変わり者というか癖の強い人が多い印象なのだけど
ここのおじさんは気さくでいい人であった
交代制らしいから常駐の人じゃないみたいだけどね
山頂までの道から山小屋方面を見下ろしたら素敵な景色が広がっていた
山小屋から山頂までは30分もかからないので気持ちが楽である
して山頂に到着
山頂にはちっこい神様の像がおりまして剣と鏡が設置してあるので
たぶん玉も元々はあったのでしょう
ベンチも設置してあるからそこで昼食
このシリーズは山で食べるとやたら美味い
でも下山中に口の中がこいつの臭いで満たされるのでやや不快になるのが玉に瑕だ
登りで相当ダメージが蓄積していたので下山も疲労感がけっこうあった
最後の30分くらいは雨にも降られてしまい泣きっ面にハチって感じだったけど
それでも山頂でも晴れていい景色が眺められたし紅葉もキレイだった
ついでに前夜の星空も最高だったから今回は完璧な楽しい登山であった
下山後はキャンプした公園の向かいの温泉に浸かって疲れを癒し
そのまま解散したのでありました
本当に素敵な山行でした。
次は来週の八海山だ!
晴れてくれ!!
今回の登山の様子は動画でお楽しみください
YAMAPもどうぞ
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