雪山入門!積雪の八海山へ

2020.12.6

我が家から街に出かける時に必ず通る道路があるのですが
天気がいいと真正面に越後駒ヶ岳と荒沢岳、八海山が綺麗に見えるのです

いつも綺麗だなーと眺めていて11月後半くらいから白くなり始めた山々

しかも最近は大型免許取るのに教習所にも通っているもんで毎日のように眺めているし
教習所方面に行くと巻機山や苗場山も綺麗に見える

日に日に白く美しくなっていく山々

でも雪山って寒いし
遭難したら他のシーズンに比べて死亡率が全然違うし
そうならないように装備品は結構必要だし

あんまりやるつもりはなかったのだけど

ピッケル買っちゃったんだよなぁ(*´∀`*)

ついでに冬用のシュラフなんかも手に入れちゃったりなんかして

もう雪山に行くしかない!

厳冬期と呼ばれる1〜2月頃は行く気ないけどね

そんなことですのでどこに行こうかと探した結果

八海山の大倉口から登ることになりました

八海山といえば

こんな激しい登山を強いられる修験者の山なのですが
大倉口からだとそこまででもないっぽいです

もちろん稜線歩きなんかやる気ありません( ^ω^ )

積雪があってあんなのやったら死んじゃう

装備品はいつもの登山靴(グランドキング)、おニューの厚手ウール靴下、ヒートテックタイツ、イージスパンツ(ワークマン)、いつものロンT(ワークマン)、薄めのフリース(UNIQLO)、レインジャケット、ニット帽(UNIQLO)、防寒テムレス、Blackstrapのチューブ(ネックウォーマー的な)、リッジ40L

あとはザック内にはツェルト、ダウンジャケット、防寒着、ガスバーナー、食料など

そして新しい(とは言っても中古だけど)ピッケルとコメリで買ったかんじき!

1人で行ったから自撮りしか出来なくてイマイチなショットだけどこれでも頑張ったんだ(´Д` )

駐車場にはこんな簡易地図がありまして

右の方にある赤い点が現在地で左奥が登山道なので
黄色いラインを辿っていけば登山道に着くな

と思って歩き始めたのだけど
YAMAPで現在地と方角を見ても全然登山道に向かわない

というかGPSにおける現在地と登山道の間には明らかに深い谷があって
どう考えても合流できるもんじゃない!

と気づいた時には15分くらい歩いていたねHahaha

戻る時間も考えたら30分のロスだよorz

出端を挫かれる八海山あるあるなのだ(前回も初っ端から間違えた)

気を取り直して再スタート

正しくは坂本神社が登山口になっとります!

そこからしばらくは墓石のような神様の名前が刻まれたものがあったりして
やっぱり信仰の山だなと思い知らされます

もうちょい行くと

こんなのがあるので鐘を鳴らしつつご挨拶

さっきも坂本神社でしたけど、まぁ良かろう

このちょっと上に登ると

また八海山大神です( ´_ゝ`)

一応また手を合わせたけど
流石に神様へのご挨拶もこれを最後にさせていただきたい 笑

信仰心が薄い!
と怒られそうですが大丈夫です

山とその神様には感謝の気持ちを持ちながら登っているので察してもらっているでしょう

そもそもそこまでの信仰心ないしね

そしてこの辺りまで来る前に気づいていたのだけど

装備が雪山仕様だから暑すぎる!

まだ下の方は雪がないのよ

太陽は出てないからまだマシだけど気温もそこそこだしね

上半身はロンT一枚になれたからいいけど
下半身がタイツに厚手のパンツだからなす術なし/(^o^)\

どうせ誰もいないしタイツで歩こうかと思ったよね 笑

汗だくになりながらも標高が上がると涼しくなってくる

それに合わせて汗も乾かしておかないと死んじゃう

雪山って難しいね

ようやく雪も現れ始めてややテンションが上がります

獣の足跡があったりするのも雪山の面白さ

これはカモシカ?

それともアヒル?

ここから20分も登らないくらいであっという間に雪が深くなりまして

いよいよピッケルさんの出番です!

さん付けるとピッコロさんみたいw

ピッケルは雪山における相棒であると思っているので
愛着が湧くように名前をつけました

命名「キャロライン」

特に意味はない!笑

フランスのメーカーってことで欧米っぽい名前で
パッと思いついた名前

キャロラインをこれからもよろしくね☆笑

リーシュの代わりにスリング付けたんだけどいい感じに使える

帰ってから参考動画見たら長いスリングと短いスリングが逆だったw
けど特に問題なし

それにしてもピッケルがあると積雪の斜面を登るのがすごく楽!

体が安定するからバランス取りやすい

雪がなければ手をつけばいいのだけど
防寒テムレスがあってもあんまり雪に触れてると流石に冷たくなってくるし
下手するとウエアや手袋の間に雪入っちゃうからピッケルは重要だ

さらに登っていくと積雪が膝下くらいまでになってきて歩くのが大変

そこで!!

かんじきの出番です☆

ぶっちゃけこのくらいの積雪だったらいらないんじゃないか
って思ってたから登場の機会があって良かったw

さすが雪国魚沼のホームセンターにはかんじきが普通に売っているのよ

登山用のアルミフレームのかんじきもいいけど
やっぱり木材がしっくりくるよね( ^ω^ )

ただ縄が化繊だからこれはそのうち稲藁にしたいw
(強度弱いかな?ってか稲藁なのかアレは?)

魚沼ならその辺でかんじき作り体験とかやってそうなんだよなー

かんじきの効果はなかなか

装着しないよりは沈まないし
すぐに外れることもないから良さげ!

もうちょい長い時間履いてみないとわからんけどね

して本日のゴールは稜線に出たところの四合目

本当は薬師岳まで行きたかったのだけど
スタートで迷ったせいで折り返す時間になっちまったし
正直、体力的にも結構きつかったのさ

やっぱり雪があると足が上がらなくなってくるよ

こんな時に無理は禁物!

雪山は怖いですからね

ここでお楽しみのもぐもぐタイム

今日の昼飯は

セブンイレブンの坦々麺!

まずはお湯を沸かします

ケツついて休んでるのだけどアルミシート忘れたことに気づいて
仕方ないから持ってきたけど結局使ってないハーネスなどを敷きましたw

お湯は山専ボトルに入れてきたのでアッツアツ

火にかければすぐに湧くんだぜ!

雪山では山専ボトル並みの水筒は必需品ですな

何せ2月の縦走ではペットボトルでしたので中の水が凍るし
ガスは気温が低くて気化しないもんで火が使えないしで
暖が取れないわけですよ

こうして人は凍死していくのでしょうねー

その反省は大いに役立っています

生きてて良かった( ;∀;)

改めて思う次第です

お湯をカップ麺に入れて3分の間に卵サンドを頬張ります

これ100円なのに卵はたっぷりだし
パンはしっとり系で美味しいのよね

ちなみに行動食はセブンのチュロッキー(3個入り)

これがまた1個あたり200kcalという高カロリー食品なので
山行時の行動食には最高ですな
(つまり日常で食うのは・・・笑)

卵サンドを食い終わるころに坦々麺完成!

いただきます!

それはもう幸せのこの表情である 笑

んで残った汁にわかめおにぎりをぶち込んで汁ごと完食!

卵サンドにカップラーメンにおにぎり

一体どんだけのカロリーを摂取したのか・・・

それでも消費カロリーの方が大きいでしょう

それくらい山登り、特に雪山はハードなのです

腹も満たされたところで
いざ下山

雪があるところの下山は楽しい

スキーみたいに滑ってみたりしてね

しつこいようだけど2月の時はそんな余裕なくて
車に戻るまで全然気が抜けなかったけど☆

きつめの傾斜が続くところではケツをついて滑ってみたりして

静止画だとわかりにくいので動画でもどうぞ 笑

なんてことないことなんだけど
疲れてるのと雪山にきた高揚感でめっちゃ楽しいw

この尻滑りができるのが2箇所あったのだけど
2箇所目が終わってちょっと歩いたところで気づいた

ザックのサイドポケットに入れていたプラボトルと昼飯のゴミがない…

なんてこったい/(^o^)\

絶対尻滑りした時に落としたんだ!

これ1箇所目の方で落としてたらかなり登り返さねばならんぞ( ^ω^ )

2箇所目であってくれ!

そう祈りながらザック置いて登り返しましたわ

幸い2分くらい登ったところに落ちていました

まじで良かった〜( ;∀;)

どうせゴミと100均のボトルだから無視して進んでも損失はないのだけど
やっぱり山にゴミは落としていきたくないじゃん

しかもこんな信仰の山に・・・

ゴミとは言えザックから落ちるようなところには入れないようにしましょう

と自分に言い聞かせるのでした

ちなみに言い訳するけど坦々麺のカップを入れた袋が万が一破れてザックの中にカップが放り出されるとザックが大変なことになるので外に出しておきたかったんですよ。

そんなわけでこの後は袋の輪っかを外れないところに通して歩きました

あとは淡々と下りなんだけど
途中で脇道に逸れると沢と滝があるなんて案内板があったのですよ

疲れてはいたけど予定よりまだ早い時間だし
流石にまだ体力は残っている

やっぱりそこに滝があるなんて言われたら
どうしたって見に行かずにはいられないじゃないですか( ´_ゝ`)

というわけで寄り道して沢の方面へちょこっと行くと

いい感じの沢があるじゃないか(*´∀`*)

しかもこの沢の水が馬鹿みたいに美味いんだ!

がぶ飲みしちゃったよね☆

さらに10分くらい進んでいくと

こんなところにも神様が祀ってあります

本当に至る所に神様がいる山ですな

この脇には滝があって
その左にはお不動様が(写真では影になっちゃってるけど)

一体いつからここに鎮座しているのでしょうな

この滝の上流部には目的の七滝

さすが案内板が出ているだけあって迫力のある滝です

でもね

案内板には軽いトレッキングコース的にこの七滝までの道が表示されているんだけどさ

ガッツリ山登りの装備がないと厳しいと思える険しい道でしたよ(°_°)

ちょっとした観光客が
「へー!滝があるんだって!行ってみようよ」

みたいなノリで進んだら下手したら遭難するぞ!

傾斜もまぁまぁきついし
やや道が不明瞭な箇所もあるし
苔でヌメヌメの渡渉もあるし

絶対スニーカーじゃいけない道ですわ!

そこんとこ頼むぜ南魚沼市よ

そんな余計な寄り道も楽しみつつ
無事に下山できました!

今回の反省を生かして次は守門岳か浅草岳あたりに行ってみようかな♪

と思っております

動画もどうぞ↓

今回の反省点
・登山口とルートはあらかじめ確認しておく
・下半身も脱ぎ履きできるように無雪期用のパンツも持っていく
・熊鈴忘れた
・外付けのものはゴミでもなんでも絶対落ちないようにする

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